都内から1時間ほどの海に近い霊園

2012年に千葉の房総の海沿いの町の霊園を購入しました。

私たち夫婦は都内に住む40代で、両方の親は高齢ですがお墓がなかったことと、お墓参り、管理などを含めて考えるとみんなで入れる共同墓地を作っておくと良いのではないかと考えたからでした。

さらにそれぞれの兄弟姉妹なども必要ならば入れるような、大きなお墓を作ることにしました。

そのため都内で購入を検討するととても高い値段になってしまうので、趣味として度々遊びに行ってきて縁のある土地であった千葉の外房の地にお墓を購入することにしました。都内から1時間ほどで行ける場所です。

お墓の権利としての購入費は30万円、約1.5坪の広さがあります。墓石は黒の御影石で、洋風の背の低い形にしました。骨壷は最大で12壷入れるようになっています。

親戚がみんなで入ることができるように、「○○家」という名前は入れず、いつくしむという意味の「慈」と墓石に掘っていただきました。
地元の石材店に自分でデザインした通りに墓石を作っていただき、その費用は約90万円でした。

管理費も無料で法要設備や会食設備も充実

民間の霊園ではありますが、管理費は無料です。最初の権利に管理費用も全て含まれているということです。
そのため特徴のある施設は何もなく管理棟もないので無人です。ただ桶、手酌、水道が自由に使えるようになっていて、少し休憩できるような東屋のようなものもあります。
また霊園内は通路がバリアフリーになっていて、車椅子の方にも配慮されています。

管理棟がなく、当然管理人さんもいないのですが、いつ見ても霊園内はとても綺麗に整備されています。
地元の方が自分の家のお墓だけでなく、共有部分などを掃除されている姿がよく見受けられます。
民営の霊園でも田舎町で霊園はそこしかないので、「みんなで綺麗に管理する」という意識が根付いているように感じます。

現在はいろいろな館内に法要設備や会食設備があったり、清掃サービスなども充実しているところもあるなど話には聞きますが、
何もなくても訪れる人たちの力で綺麗に保たれていることが一番の魅力だと感じています。

地元の石材屋さんも近くにあるアットホームな霊園

元々は土地の区画整理で周りに農地を持っていた人が組合を作り整理して売った霊園なので、サービスといったものは特にないのですが、霊園に石材店の看板があり、必要な時に連絡をするとすぐに来てくれます。

今年初めてお墓に納骨をしましたが、その時に墓石を空けてもらうために連絡をすると、霊園のことを熟知しているのでとてもスムーズに事が運びました。
納骨に来ていただくのに1万5千円。また墓碑銘を彫っていただくのは3万円です。都内のサービスより安価で助かりました。
石材店は霊園を管理しているわけではないのですが、田舎町で石材店がその業者さんしかいないので、実質どこのお宅もその石材店に頼んでいて、清掃などもサービスで行っているようでした。

またお花屋さんも同様で、地元の業者さんが手配してくれます。うちのように自宅が遠い場合、納骨式の後の片付けなども特に別料金を取ることなく
快く引き受けて下さり、納骨後1ヶ月くらい経ってお墓を訪れると、花の残骸のなくとても綺麗にしてくれていました。
サービス面も地元の業者さんに支えられているアットホームな霊園という印象です。

太平洋の海風が心地よい霊園

外房の海から1.5キロくらいの場所にあります。そのため風の強い地域ですが、海風はとても心地よく感じます。
場所は県道沿いなので、田舎町ではありますがわかりやすいことろで、道に迷うことはほとんどないのも利点です。

また周辺に高い建物は何もなく、畑や田んぼに囲まれている環境なので、霊園内のどの区画も日当たりは抜群で、いつも墓石がポカポカと温かく心が和みます。

お墓参りの後などに海を見に行くこともでき、さらに漁師が経営している地魚のお店なども周辺にいくつかあり、お墓参りについでに地元ならではの美味しい料理を楽しむことができます。さらに県道の道路を挟んだ向かい側には大型のスーパーがあります新鮮な野菜や魚をとても安く購入できる環境も気に入っています。

そのスーパーでは墓参りに必要なお線香やちょっとしたお花は購入することができるので霊園内に販売サービスがなくても不便はありません。
個人的には納骨した故人がとても海の好きだった人なので、自己満足かもしれませんが海の近くに眠れてよかったと感じています。

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50年後を見越した霊園選びがおすすめ

霊園購入の際に自宅から距離のある場所ということで少し悩んだのですが、事情で大きなお墓を作りかたかったことを考慮し、田舎の環境の良い場所に建てることに決めました。
自分たちが年を取ったときにあまりお墓参りに行けなくなる可能性もありますが、それはよほどお墓が家の近くにある場合を除いては同じことだと思います。
さらにうちの場合は、お墓を継いでいくのは自分たちの子どもの代で終わるだろうということも予想していました。そのため、お墓の周りに石を敷き詰めて草が生えないように工夫しました。
さらに継ぐ人がいないので、最初の権利に永久使用料の含まれる、管理費のかからない霊園であることも重要でした。

知人では夫婦2人で子どもは娘一人なので、負担がかからないよう2人で入れる納骨堂を購入したという方もいます。

家によりそれぞれの事情があると思うので、自分たちだけの代ではなく、その先の代の50年くらいを見越して、お墓の購入を考えることをおすすめしたいです。